暗号資産(仮想通貨)を「バーン(Burn=燃焼)」するとは、市場から永久に排除することを指します。これは通常、対象となる仮想通貨を取り出すことができないウォレット(バーンアドレス)に転送することで行われます。
本記事では、暗号資産(仮想通貨)のバーンを行うメリットについて、初心者にもわかりやすく解説します。
仮想通貨をバーンするとは
暗号資産(仮想通貨)を「バーン(Burn=燃焼)」するとは、市場から永久に排除することです。
例えば、Ethereum Networkでは以下がバーンアドレスです。
0x0000000000000000000000000000000000000000
各ブロックチェーンによってアドレスが異なっている場合もあります。
仮想通貨をバーンするメリット
暗号資産(仮想通貨)をバーンするメリットは、流通制限による価格上昇です。
焼却することで市場での流通量が減るため、理論的には価格が上がることが見込まれます。よくわからない方は、企業の「自社株買い」をイメージすると分かりやすいかもしれません。
ただし、対象の仮想通貨をバーンしたからといって、必ずしも価格が上昇するわけではありません。なぜなら、関連するさまざまなニュースや、他のトレーダーにも影響を受けるからです。
とはいえ、中長期的に見ると「バーン」は仮想通貨の値動きにとってポジティブに捉えられることが多いでしょう。
仮想通貨をバーンする仕組みを解説
仮想通貨のバーンは、以下の2つの方法で行われます。
- 利用者が支払うガス代の一部をバーン
- 運営側の買い戻しによるバーン
バーンを実施する際は市場での注目度も高まるため、多くの暗号資産(仮想通貨)で導入されている仕組みです。
- ETH
- XRP
- SHIB
- BNB
- KCS
- MKR
- LUNA
まとめ
今回は、暗号資産(仮想通貨)のバーンを行うメリットについて、解説してきました。
2021年11月にテラ(Terra)プロジェクトは、コミュニティによる投票を受けて焼却を実施しました。当時の価格で約45億ドル(約5200億円)規模に上るものでしたが、その後の数日で、テラ(Terra)は史上最高値を記録しています。
上記のことからも、バーンについての情報はこまめにチェックしておくことが大切です。来るべき時に備えて準備しておきましょう。